歯を残す、膿袋を除去する

投稿日:2016年12月1日

カテゴリ:歯を抜かない症例

歯の根の先が化膿して、膿袋ができた症例です。

膿が骨を溶かし、肉を突き破り出てきています。

2016-11-15-1-1_r

普通はかぶせ物を外して治療をするのですが、高額なかぶせ物であったため、患者さんがそれを望みませんでした。

最新の歯の根の治療では、膿袋ができる原因は根の先ではなく、かぶせ物の中にある虫歯でぐずぐずになった部分である とされています。ですから本当は外して治療した方が良いです。しかしこの治療は5年ほど前に私が行った治療であり、その時にぐずぐずの部分はかなりきっちりととっていました。

かぶせ物を外さず、歯の根の先を直接治療することになりました。

2016-11-15-1-2_r歯と同じくらいの大きさの膿袋があって、骨がなくなっていました。

2016-11-15-1-3_r根の先を切り取って、薬を詰めました。

2016-11-15-1-4_r傷口を縫い付けました。

2週間後の写真です。

2016-11-29-1-5_r傷口はかなりきれいに治りました。

最新の根の治療では、マイクロスコープと呼ばれる顕微鏡とCT(断層撮影装置)を用います。しかし、設備だけで1500万円以上かかるので、保険治療ではできません。

当医院は 咬み合わせ の機器に関してはかなりの設備を擁しています。
しかし、マイクロスコープやCTは予算の関係で持っておりません。
そのため、歯を残したい時は上記の治療を行っています。
保険診療です。3割負担で6000円程度でした。

奥歯では 歯牙再植術 という方法で行っています。