膿んだ歯を残す、歯根嚢胞・歯根肉芽種の治療
投稿日:2017年12月10日
カテゴリ:12.虫歯の症例
歯の根の先に膿がたまる病気があります。
普通は歯に穴を開け、歯の中の汚染物質を除去することにより、治療します。これを根管治療と言います
しかし、あまりに病気が進むと歯の根の先に膿袋ができてしまい、なかなか治りません。
そこで、一旦歯を抜き、膿袋を掻き出して、再び抜いた歯を残すという治療を行うことがあります。
外科的歯内療法の一つで意図的再植術と言います。
1ヶ月もすると抜いた歯はくっつき、普通の治療と同じように差し歯を作っていくことができます。
治療費:3割負担で約5,000円(意図的再植術)
治療期間:手術をして歯がくっつくのに約1か月かかります。その後根管治療を行います。合計3か月程度です。
治療回数:手術は当日1回 ただし、術後1か月したら根管治療(保険)を行います。それが約6回です。
リスク:いざ抜歯したら、実は歯が割れていたという事があります。その場合はいくらこの治療をしても根管治療を行っても膿や痛みは止まりません。その場で抜歯となります。抜歯のリスクがあると同時に確定的な診断が行えるメリットがあるとも言えます。
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