長持ちするテレスコープ・デンチャーとミラクルデンチャー症例
投稿日:2019年3月10日
テレスコープデンチャーで上顎の咬み合わせを回復した症例
50代男性です。会社の部下が当医院にかかっていて非常に良い治療結果になったため、紹介でいらっしゃいました。
全体を治して欲しい、長持ちする治療法でやって欲しいとのことでした。
残せる歯が少なく、歯と歯を被せ物でつなげるブリッジという方法はできません。
しかも残った歯も、いつまで持つかわかりません。
そこで レジリエンツ・テレスコープ・デンチャー を行うことにしました。
この義歯の最大の特徴は、たとえ残した歯が全てなくなったとしても、義歯は作り直さずそのままそう入れ歯として使い続けることができるということです。
完成したところを正面から見たところです。
完成した入れ歯:レジリエンツ・テレスコープ・デンチャーです。
義歯を外すと中から被せ物が出てきます。
義歯の裏面です。この被せ物に歯の被せ物がはまります。
インプラントは失った歯の本数が多ければ多いほど、つまり残っている歯が少ない程、金額が高くなります。
ところが、レジリエンツ・テレスコープ・デンチャーは失った歯の本数が多ければ多いほど、残っている歯が少ない程、金額が安くなってきます。
今回の場合、被せ物176,000円(税込)×5本+義歯部330,000円(税込)=1,210,000円(税込)でした。
インプラントで出し入れをしない自前の歯のようにした場合、おそらく250万円程度はかかります。
そして、もしインプラントが化膿したら、全てやり直しになってしまいます。
レジリエンツ・テレスコープ・デンチャーは確かに入れ歯で出し入れの不便さはあるかもしれません。
しかし、介護する人もされる人も楽で、しかも歯を失ってもそのまま使用できるという大きなメリットがあります。
「着けているのを忘れる」とおっしゃって頂けたのは、非常に嬉しいことでした。
年齢 | 50代男性 |
---|---|
治療費 | 1,210,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・入れ歯は経年による劣化、日々の使用によって摩耗していきます。 ・日々のお手入れ、定期的な咬み合せの調整が必要となります。 |
ミラクルデンチャーで下顎の咬み合わせを回復した症例
上記の症例、レジリエンツ・テレスコープ・デンチャーを上顎に装着された方の続きです。
初診時です。
虫歯でボロボロの歯はさずがに残せません。
また、左下(向かって右)の奥歯部分の粘膜はインプラントには適しておらず、医療センターで切除していただきました。
義歯装着の図です。
下あごの歯は割としっかりしていて、今後なくなる雰囲気はありませんでした。
そこで、歯を被せ物にせず、義歯だけを作りました。
この義歯はしっかりとはまって、かつ、バネが見えません。ミラクルデンチャーと言います。
残っている歯がかなりしっかりしているならば、このミラクルデンチャーはおすすめできると思います。当医院では385,000円(税込)で行なっております。
「着けているのを忘れる」とおっしゃって頂けたのは、非常に嬉しいことでした。
年齢 | 50代男性 |
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治療費 | 385,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・入れ歯は経年による劣化、日々の使用によって摩耗していきます。 ・日々のお手入れ、定期的な咬み合せの調整が必要となります。 |
長持ちするテレスコープ・デンチャーとミラクルデンチャー症例
60代女性、多くの歯が揺れて噛めない という主訴でいらっしゃいました。
多くの歯が末期の歯周病で、残念ながら残せそうにありません。
インプラント治療が理想ではあるのですが、いくつか問題がありました。
・インプラントも歯周病になります。歯周病の傾向が強いので、インプラントが歯周病になる可能性があります。
・ない歯の本数がかなり多いため、その分だけインプラントを入れる本数が増え、治療費がかなり大きくなる。
・高額な治療をするので、長期に持つものを作りたい
検討の結果、決して安いわけではありませんが、インプラントの見積もりよりも半額程度でできる、テレスコープ・デンチャーを上顎に行うことにしました。
また、下顎は比較的残せる歯が多かったため、ミラクルデンチャーを行うことによって費用を抑えることにしました。
治療結果です。
入れ歯を入れたところ、全く動かず、噛めるようになりました。
入れ歯を外すと下の写真となります。
5本しか歯が残っていません。
これに入れ歯をかぶせていきます。
金額は 歯の本数5本×176,000円(税込)+入れ歯330,000円(税込)=1,210,000円(税込)でした。
非常に高額ではありますが、これがインプラントだと、無い歯の本数9本×33万=297万(税込)、インプラントの本数を少なくしても200万を下回ることはなかったと思います。
テレスコープデンチャーのインプラントと比較した利点ですが、
・治療費をインプラントよりは抑えられる
・たとえ歯が無くなっても、そのまま入れ歯を使用することができる
ということが挙げられます。
入れ歯を外した下あごと入れ歯の写真です。
入れ歯を入れてもバネは全く見えません。
また、かなり安定してフィット感も良いです。
ミラクルデンチャーと言います。
利点は
・バネが見えない
・高額とはいえインプラントやテレスコープデンチャーよりは安価である
欠点は
・残っている歯がダメになった時、作り直さなければならない
です。
金額は385,000円(税込) でした。
もしインプラントならば70万以上したはずですので、半額でできたことになります。
私自身はインプラントも結構やっています。しかしインプラントが全てとは思っていません。
患者様の都合に合わせて、様々な手段を用いて治療を行なっています。
年齢 | 60代女性 |
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治療費 | テレスコープデンチャー:1,210,000円(税込) ミラクルデンチャー:385,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・入れ歯は経年による劣化、日々の使用によって摩耗していきます。 ・日々のお手入れ、定期的な咬み合せの調整が必要となります。 |
※ご来院前に当院の入れ歯治療のページをご覧いただけるとスムーズかと思いますのでぜひご覧ください。
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