天井を覆わない入れ歯・70代後半女性

投稿日:2017年7月16日

カテゴリ:入れ歯の症例 審美歯科の症例

70代後半の女性です。全体的な歯の治療を希望され、来院されました。
できるだけ小さな入れ歯にして欲しいというのも希望にありました。

欠損しているところと反対側の歯にまでバネを伸ばせば、義歯は非常に安定します。
しかし、違和感が大きくなります。
よく、「なんで天井を渡して反対側にまでバネを伸ばすのか」と質問を受けます。
安定するからです。
ポリネシアのカヌーをご覧になった事はあるでしょうか?双胴型になっている為、転覆する危険性が減ります。
義歯も同じです。片側だけだと義歯がガタついてしまうのです。

しかし強い希望もあった為、自費で片側だけの義歯を作る事にしました。

金額は30万円+税でした。なお、大きさ設計によって金額は変わります。

ほとんど違和感は無く、バネも見えず、物もよく噛める為、満足していただけました。
矢印の部分がわずかに見えるバネです。

もちろんインプラントに比べれば機能の面で劣ります。
しかし、コストパフォーマンス、治療期間を考えたとき、それを補って余りある評価を頂けました。
ちなみに部分入れ歯は基本的に金属の裏打ちにすべきです。
プラスチックだけでは必ず割れます。

骨の厚みが足りなくてインプラントが無理な方、金銭的な問題でインプラントはできない方、全身疾患の関係でインプラント不可の方は一度ご検討ください。