小学生の歯並び・矯正治療

投稿日:2017年7月17日

カテゴリ:咬み合せの症例 審美歯科の症例 歯を抜かない症例 矯正治療

小学校3年生の女の子です。歯並びを主訴として来院されました。
真ん中から数えて左へ(向かって右)2番目の歯が内側に入っています。
こういう症例は多くの場合、顎が左(向かって右)にずれて成長し、ゆがんだ顔や顎関節症になりやすくなります。少なくとも左右対称な顔にはなりにくいです。



歯がガチャガチャになるという事は高さが足りないという事でもあります。
もしこの高さで歯並びを整えたら、上下の歯がどちらも出っ歯気味になってしまいます。
そこでまず、高さを作りました。




乳歯を全く削らず、その上に金属のかぶせ物をかぶせて噛み合わせを高くしました。
むやみに高くしているわけでは無く、CADIAXで顎の動きを測定し、咬合器を用いて作っています。

1ヶ月後です。

上下の歯の隙間が少なくなっているのがお分かりいただけるでしょうか。
顎の位置が変化してきているのです。

半年後です。



ガチャガチャな歯並びは大分改善してきました。
しかし、上の犬歯はまだ入りきらず、このままでは軽い八重歯になってしまいます。
もう少し継続していきます。

小学生の矯正治療で大切な事は、大臼歯の噛み合わせをよくする事です。
ガチャガチャの歯並びを完全に治す事はできない事もあります。
しかし、すべて永久歯になってから矯正をするときに、永久歯を抜歯せずに矯正治療を行える可能性が高まる という大きなメリットがあります。

現在、小学生の矯正治療の手附金は25万円+税で行っております。
火事はボヤで防いだ方がいいように、歯並びも小さな不正のうちに治した方が良いのでは、と思います。