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小学生の矯正治療・咬み合わせ治療

投稿日:2016年12月14日

カテゴリ:04.矯正(小児・小学生)の症例 09.咬み合せの症例

歯並びを気にされて来院された小学2年生のお子さんです。
写真は今年7月のものです。

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噛み合わせの高さは非常に低く、下あごは右(向かって左)に大きくずれています。

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あまりに深く咬み込みすぎていることと、位置異常のために、矢印部の歯は見えません。

このまま成長すると顔が大きく右に曲がってしまうことが予想されます。また、右の顎の関節が変形してしまうことも考えられます。

火事はボヤで消火した法が被害が少ないように、骨格に異常が出ていないうちに歯並び・咬み合わせを改善した法が良いと判断し、治療することにしました。

レントゲン及びキャディアックスからアゴにとって良い位置を探し出し、被せ物でその位置にアゴが来るようにしました。

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装着したところです。

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まずは咬み合わせの高さを確保しました。

ワイヤーをつけ、歯を移動させていきます。
12月の写真です。

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だいぶ隠れていた前歯が出てきました。

高さも確保できました。
左右的なズレ、及び上・下の歯並びを整え、すべての歯が生えそろった時には自然な歯並びになるよう、育てていきます。

年齢 8歳〜12歳
金額 330,000円+5,500円×36ヶ月=528,000円(税込)
リスク

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

リスクが少なくメリットが大きい治療と考えられます。

装置が口の中に付けっぱなしになるので、まめに歯磨きをしないと虫歯になりやすいというリスクがあります。