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小学生からきれいな歯並びに育てていく

投稿日:2017年12月4日

カテゴリ:04.矯正(小児・小学生)の症例 09.咬み合せの症例

小学校3年生の女の子です。

出っ歯を治したいということで来院されました。お母様は出っ歯だったのですが、大人になってから矯正を受けたそうです。

矯正治療と聞くと 悪い歯並びを治していく と一般の方はイメージすると思いますが、 きれいな歯並びになるよう育て上げていく という方法もあるのです。

私は 悪いものを治すより、悪くならないよう育てていくという予防的な考え の方が好きです。


歯の並ぶスペースが少ないため、歯が前に押し出されたり、ガチャガチャになったりします。

もしこれを、ただ並べようとすると、上下とも反っ歯になってしまい、河童のくちばしのようになってしまいます。

そこで先に噛み合わせの高さを高くして、その後並べていきます。


乳歯に銀歯を被せて噛み合わせの高さを高くして、その後ワイヤーで並べていきます。

約3年後です。


銀歯のかぶさった乳歯が抜け、永久歯に生え変わっています。写真では1本残っています。

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

何より、治療費が安くなります。

治療費は  330,000円+5,500円/月(税込) です。治療期間は2〜3年です。

年齢 9歳〜12歳
治療費 330,000円+5,500円×30ヶ月(税込)=495,000円(税込)
リスク

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

リスクが低く、メリットが高い治療と考えられます。

虫歯になりやすいので、歯磨きを一生県していただくというリスクがあります。