埋まっている歯を引っ張り出す:小学生からの歯科矯正
投稿日:2018年3月11日
小学校4年生の男性です。歯並びが窮屈で生えきれないことを主訴として来院されました。
噛み合わせが低く全体的歯列が狭いと診断し、顎の計測機器CADIAXで得られたデータをもとに顎の位置を変えました。
オーバーレイによって噛み合わせを高くして、かつ下顎を多少前に出しています。
しかし、右上の側切歯と言われる前歯が完全に埋もれていて、生えてきませんでした。
そこで歯ぐきを切開し、埋もれている歯に装置をつなげました。かなり深いところに歯があったため、深く歯ぐきを切らねばならず、痛みがあったと思います。しかし、小学4年生の患者様は非常に立派に治療を受け入れました。
引っ張り出すことには成功しましたが、スペースがなかったため歯は顎の中で90度捻転していました。
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