上あごの奥歯2本ない方への入れ歯

投稿日:2018年11月17日

カテゴリ:01.ミラクルデンチャーの症例

50代男性、右上奥歯2本(右上6、7番)が虫歯で硬い部分がほとんどなくなったことから抜歯をし、欠損となりました。

右上奥歯が2本ありません。2本程度の欠損の場合、私はインプラントを勧めています。

また、この症例では一番奥の歯と奥から2番目の歯が無いのですが、あくまで私の考えですが、一番奥の歯にはインプラントを入れなくても十分噛めると思います
そうすれば費用を30万円強削減できますし、また、解剖学的に問題のある場所をさわらなくても済むため、患者様・歯科医にとってwin-winの結果になると思うからです。
ただ、上顎の場合は 上顎洞 といって蓄膿症で膿が溜まる場所があります。ここにインプラントが突き抜ける可能性があるので注意が必要です。

義歯を作るとなると、可能ならば左の歯にも維持安定を求めければならなくなります。するとたった2本の歯の為にかなり大きな入れ歯となってしまいます。

患者様の条件は
・種々の問題で義歯にしてほしい事
・左側に伸ばさず右側だけで処理してほしい事
でした。
その他の問題点として、前歯の両隣が2本とも天井方向に倒れています。このような歯並びの方は奥歯がダメになりやすいです。理由は機会がありましたら説明します。

義歯を入れたところです。


2回ほど調整しました。自前の歯にかかるバネも目立たず、安定してしっかり噛めて、なおかつ治療期間は 3回約2週間 で終わりました。金額は385,000円(税込)です。 4・5回目に調整しました。

入れ歯が合わないとおっしゃって来院される方は大勢います。
そのほとんどの方は入れ歯が悪いのではなく、自前の歯に原因があり、入れ歯が入らないような歯並びや歯の形をしております。

今回の場合入れ歯がうまくいったのは、前歯はともかく、奥歯には大きな歯並びの問題がなかったからかもしれません。

年齢 50代男性
治療費 385,000円(税込)
リスク・注意点 ・入れ歯は経年による劣化、日々の使用によって摩耗していきます。
・日々のお手入れ、定期的な咬み合せの調整が必要となります。

※ご来院前に当院の入れ歯治療のページをご覧いただけるとスムーズかと思いますのでぜひご覧ください。

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